それで終わりじゃないでしょ

はらぺこあおむしのごとき私の齧り跡を並べています

子どもが欲しかった子なし女の話①

私は子どもが欲しかったけど、産めなかった人です。

例に漏れず、私も複雑な気持ちを拗らせている時期がありました。
でも4・5年前?くらいから、身近な人の出産を素直に喜べるようになりました。

最近「おめでとう」と「私もそんな時があったな」を感じる機会がありまして、
ちょいとめんどくさい話を書いてみることにしました。
時間が経って、あの頃のヒリヒリしてた感情はあんまり表現できないけれど、、
その分「低刺激」な内容になると思いますので、
よかったらお付き合いくださいませ。



***

社会人になるのが遅かった私ですが。
社会に出てすぐは仕事できることがうれしくて、職場がバリバリに忙しかったこともあり、
仕事に全力を尽くしておりました。
一人暮らしも始めたので、誰に何を言われることもなく仕事だけに力を尽くせました。
(家では廃人のようだった)
で、通院の予約が入っている日がうっかり出勤になったのをきっかけにドロップアウト
当然服薬も自己中断。
だって通院したって経過観察しかないじゃん。
経過観察したって良くなるわけじゃないじゃん。
薬飲んでも何も変わらないじゃん。
それより私は忙しいんだよ。後で時間があるときに予約取り直すよ…
と、自分に言い訳しながらズルズル3年ほど経過。


再び予約を入れたきっかけは、彼との将来が見えてきたこと。

もともと主治医に「出産は勧めません」と言われていたのですが、
私は子どもが欲しかったし、あきらめていませんでした(笑)
チアノーゼが問題なら再手術でもなんでもして、
ハイリスク出産でもなんでもやり遂げてみせるよ!と思っていました。
「現状を改善する治療ができるかどうか判断するにはカテーテル検査が必要」とも言われていましたが、
カテするには入院しなきゃいけないじゃん!仕事休めないから今は無理!と
彼氏もいないのに、結婚できるかもわからないのに、今仕事休むのは無理!と
将来のことに正面から向き合うことを先延ばししていたのです。

そんな私にも縁あって、結婚しようかという方向へ。
そうと決まれば早い方がいいし。そもそもハイリスクなんだから若い方が絶対いい!と
やっと、本気で向き合う覚悟で外来の予約を入れたのでした。


その結果…
超久しぶりに会った主治医に「転院先紹介します」と言われました(笑)
3年もすっぽかしておいて主治医なんて言えないけれども。

当時かかっていた病院は大きな小児病院で、成人先天性心疾患も診てくれる病院なのですが、
この先年を重ねる事を考えると成人の様々な診療科もある病院で連携してもらった方がよいとの話。
そして、どうせカテするなら紹介先でした方がよいと。

先生の話はごもっともなのですが、私は「何年もすっぽかすような奴をもう見れない」と言われた気がしました。
実際信頼関係が全く築けなかった事も大きいと思います。

少々ショックを受けつつも私自身しっくりきていなかったし(だからこそドロップアウトしたのだと言ったらズルいかな?)、
出産するなら当然産婦人科がある病院の方がいいよね!とも思って従うことにしました。
紹介先の選択肢として挙げてもらった2つの大学病院のHPを何度も見て、
ココのこの先生!と決めて紹介してもらいました。



ドキドキしながら紹介先の外来に行くと..
ものすごく丁寧に説明してくれて、こちらにもいろいろ訊ねてくれる先生でした。
正直、子どもの頃から病院の先生にしっくり来たことが無かったのですが、
初めて「この人は私のことをわかってくれている」と思いました。

そんな感動があった初診外来の最後、勇気を振り絞って「私に出産できますか?」と聞きました。

返事はやっぱり同じでした。
二人目の「お勧めできません」。
採血・レントゲン・心電図・SpO2のみの少ない情報からでも「お勧めできません」と言い切られてしまいました。

厳しい現実を突きつけられた気がしました。
(いや、ずっと現実は伝えられていたのに私が勝手に受け取っていなかっただけですが…)


それでもあきらめきれなくて、そして「自分はできる気がする」気持ちが捨てられなかった私。
ちゃんとカテして調べてもらおう、そして再手術して出産に挑もう…と勝手にこっそり思いながら、
そのためにも今度はこの先生と、病院と、
しっかり信頼関係をつくらなければ!と思って通院するようになりました。



***


あー長い(笑)簡潔に書けない!
疲れたので、、続きます💦


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ハナシ下手だから眠くなっちゃったよ