それで終わりじゃないでしょ

はらぺこあおむしのごとき私の齧り跡を並べています

始まっちゃった時の話①

もうすぐ術後1年となりますが、
そうか1年か〜と手術を思い出すかというと…まあ思い出すのですが(笑)
私にとって1年前の手術は“やっとここまで辿り着いた、、“という感覚だっだので、
より感慨をもって思い出すのは“療養中“の身になってしまった出来事の方です。

近年、身体がキツくなってきて仕事の量も減らしたりしていて、
仕事中に“やばい…気を抜いたら倒れそう、、“という事もあったり、トイレの鏡で自分の顔色にびっくりして慌ててマスクをして隠したり、、だったので、どこでどうなるかなぁという思いもありながら、
(同僚にも顔色とか手とかで心配をかけていた事を後で知りました。)
とはいえ、職場は好きでホドホドに趣味も楽しんでいて、このペースで細く長く行けるかなぁ…と思っていた頃。


ある日の深夜、なかなか寝付けないなぁと思っていると、突然心臓がバコバコしだして止まらなくなりました。
この頃期外収縮の頻度はかなり増えていたものの、止まらない不整脈は初体験。
寝ちゃったら止まるかなぁ?とか無駄に試行錯誤してみるも、鼓動は感心するほどに高鳴り続けている。
これは…と思い夫を起こし、病院に電話をし、救急外来を受診しました。
夫が高速を飛ばしてくれたので、車の振動で自分の脈がよくわからなくなったりして、病院着いた時に止まってたら人騒がせすぎて恥ずかしいし申し訳ない…と思って“気のせいじゃありませんように…“と別の意味でもドキドキしながら向かいました。

気のせいではなくて(笑)、救急外来の処置室?のストレッチャーに寝かされいろいろ繋がれて、初の電気ショックとなりました。心房頻拍(心房粗動)でした。
鎮静かけてするので何も感じません。
バッチリ止まったのでその日はそのまま帰ることになったのですが、先生から「これからまた何度もあると思う」「無理して倒れて頭打ったりしてもしょうがないから、安全に来て」との話。。
以前から「頻拍はいつか絶対起こる、始まったら何度も何度も悩まされることになる」と言われていたので、
あー来たのか…思ってたより早かったなぁ、、という感覚でした。


丁度その少し後にカテーテル検査が予定されていて、入院しカテを受けました。
カテの結果もしかしたら再手術…?という現実味のない可能性をチラつかせながらも、「次の外来で主治医に結果を詳しく聞いてね」という事でそのまま退院。


ですが、主治医の外来の日が来るより先に頻拍の方が来てくれちゃいました。
お休みの日で図書館に行った帰り。バコバコするもののこの前ほど速くないしどうなんだろ??気のせいかな?どっちかな??というお馴染みの私の思考で迷っていたのですが、バス停から家に向かって歩いていると今までにない感覚で視界が歪むような身体の感覚にも現実感がないような…。
“あれ?私倒れるのかな…?“と思いながらも無事家に帰れたので、お昼寝すれば止まるかな?とかまたバカな逡巡に無駄な時間を使いつつ、結局病院に電話しました。もし気のせいだったとしても、救急外来じゃなくて通常の外来だったらまだ「てへぺろ」で済むだろう…というのが、私に早めの決断をさせた理由でした。
外来の受付時間は過ぎていたけど、症状を話したら診てくれるという事で、夫にはとりあえず「これから病院いくわー」と電話して家を出ました。

電車で1時間半。
タクシーを使うには遠すぎるし、実家がわりと近くにあるけど父は高齢で長距離運転は怖いというので頼むという選択肢もなく。
家を出て歩き始めて、「や…ばい…かも」と思ったのですがもう向かい始めちゃったものはしょうがない、今さら引き返して家にたどり着ける保証もない…という事で、とにかく病院にたどり着けばなんとかしてくれるだろう…と無心で向かいました。
乗り換えの時に歩くと腕がもげそうな感覚で、バッグを落とさないように…倒れないように…たどり着けるように…とよちよち歩いてました。
途中からタクシーに乗るという選択肢も頭をかすめたのですが、とにかく余裕がなさ過ぎていつもの道のりを変更することができず(笑)最後まで猪突猛進(めっちゃのろのろバージョン)してしまい、病院に着いた時は「助かった…!」と軽く涙ぐんでしまいました。

しかしここからが長かった。
診療科の受付で電話をした者だと話すと、採血、レントゲン、心電図に行ってきてくださいとの事。
え…まだ歩くの…?(笑)
大きい病院だから広くて、この検査めぐりがしんどかった、、、着いたらその場で血圧でも測ってくれて、処置室へGo!を期待しちゃってました。甘かった…。。
検査めぐりの頃には脈も“気のせいかな?“どころではなく、なんだか大暴れしていて、、最後の検査、心電図で捕獲され技師さんからドクターコールになり、こんなとこからココに通じてたんだ!?という通路をショートカットで導かれて、またストレッチャーの上の人となりました。




寝れないので書き始めたらなんだかものすごく長くなってしまったので、続きます😅中途半端なところで(笑)


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