術前カテ治療
カテ治療終え他の検査も終え、退院してまいりました。
1週間経たないうちに今度は本番の手術で再入院です。
TCPC conversion の準備として、側副血管に対するコイル塞栓術をしました。*1
側副血管たくさんあって全部は詰められないのですが、効果的でありそうなものを選んでいくつか詰めるとのこと。
オペを少しでも安全に行うためと術後の心臓の負担を減らす目的です。
心臓カテーテル検査は慣れているしアブレーションもやったし、特に不安もなくたいした心の準備もせず呑気にカテ室へ行きました。
ところがコイルは痛かった。
私はけっこう鈍くて苦痛をあまり自覚しない方なのですが、今回は「わーけっこう痛いんだな」と思いました。今まで血流があったところを塞きとめるので、痛みや違和感を感じることもあるようです。
コイルはたぶん6ヶ所?詰めたようなのですが、詰めるごとに痛い場所が増えていく。
まあ少ししたら慣れるか痛みも無くなっていくだろう…と思いながら受けていました。
鼠蹊部(足の付け根)の動脈を穿刺しているので、確実な止血のため治療が終わってから6時間は絶対安静です。身動きしてはいけません。
この6時間が今回すごくつらかったです。
鎮静かけたりしていないので寝ようとしてもそんなに眠れず、痛い時って姿勢を変えて紛らわせたいけどそれができず。寝ようとがんばったり音楽聴いたりラジオ聴いたり…。気を紛らわすために聴いても次の瞬間うっとおしくなって外したり。
自分では動いてはいけないものの看護師さんに介助してもらって姿勢を変えてもらうことはできるのですが、無意識に1人やせ我慢大会やっていまして、いよいよつらくなってきたときにはあと1時間。結局頼みそびれたまま過ごしました。
あーダメだ、おばちゃんになって苦痛に耐えられなくなってきてるのかもしれない
カテでこんなにつらいなら術後を耐えられる気がしないんだけど…
などと、めずらしく弱気になりオペに怖気付いたりしました。
が。
6時間経って床上安静に切り替わり、脚を曲げ身体を起こしたら、だいぶスッキリ。
自分で動けるってすばらしい。
そして好きな姿勢で一晩寝たら、弱気はどこかへ飛んで行きました。
むしろあれを乗り越えて今こんなにスッキリしている自分、すごい!みたいな謎の全能感まで湧いてきました(笑)(痛み・違和感は漸減しているもののまだありますが日常生活に支障ないです。)
単純でよかった…!!!
術後も絶対越えられる!という過剰な自信をもってオペに臨めそうです。
それにしても入院中LINEでおしゃべりいっぱい付き合ってくれた友人には救われました。
医療従事者仲間なので、私が治療中に見聞きしたコトなど一緒におもしろがってくれるので楽しい。
完全な患者目線になれないところに助けられる部分も大きい気がしています。
(スタッフに余計に気を使ってしまう部分もあるのですが…)
*1:なんじゃそりゃーと読み流してください(何度もすみません)