それで終わりじゃないでしょ

はらぺこあおむしのごとき私の齧り跡を並べています

療養中のポンコツが生物分類技能検定3級を受けてきました

生物分類技能検定 3級 を受験してみました。

生物分類技能検定 | 自然環境研究センター



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会場の大学キャンパス内で模試もあったようで若者がいっぱい


なぜって、暇だったから。
5月に想定外の退職となったのですが一人で家にいてもどうしていいかわからず、何か目標を…!と求めたものがこれでした。
試験に向けての勉強に治療の間の暇を埋めてもらって、ちょうど手術を終えて外を出歩けるようになった頃に試験だ!と思っていました。
…のですが、5月の治療で生じた合併症から回復するのを待って手術をすることになってしまい、まさかの術前受験となりました。(変な言葉)

実は急遽入院が早まったのですが、分類技能検定だけ受けさせてくれ…という願いが通じたのか、無事に間に合い受験することができました。
これで私の長い長い半年が報われたような気分です。


などと書きましたが、実際はそこまで熱心に勉強できたわけではありません。
とにかく過去問を解いて間違えた問題や足りない知識を調べ調べしてノートにまとめる、ということをダラダラとやってきました。
時間だけはたくさんあったので、むしろ勉強が進みすぎないように抑えながらやっていました。
今考えると何やってんだって感じですね。
過去問を終えたっていくらでも知識を増やすことはできるのに。。

問題集と解説集が出ているのですが、私は問題集のみ購入して勉強しました。
なぜか解説集を読むことより自分で調べるほうが身につくのではないかと思いまして。
(資金が潤沢にあればそんな言い訳準備せずにサクッと購入したのかもしれません。)


2019年度 生物分類技能検定 試験問題集 3級・4級

2019年度 生物分類技能検定 試験問題集 3級・4級

生物分類技能検定3級・4級解説集

生物分類技能検定3級・4級解説集



この検定の3級は出題範囲がとにかく広くて、全生物・全分類群について出題されます。
(とはいえあまりにマイナーな分類群は登場機会が無いようですが。)
私は生き物全般好きなのですが、体力的にも普段から相手してもらっているのは昆虫や野の草花などの身近な小さな生き物ばかりです。
なので、脊椎動物について特に魚と鳥について勉強するのに苦戦しましたね。
そして植物も、草花についてはある程度予備知識があったのですが樹木がさっぱりでしたので、図鑑を購入して調べまくりました。
昆虫を観察するにも樹木の知識は重要だと思うんですが、大きいものってなかなかとっつきづらくてわからないままにしていたのです。
この試験勉強のおかげで樹木にも親しみがわきました。

“出題傾向に沿って浅い知識を整理した”程度の準備でしたが、なんとなく縁がなかった分類群の入り口を覗き見したような感じで、この経験はこれから何か生き物に出会って調べる際の手がかりになりそうな気がしています。

目標をくれて、これからの楽しみもくれて、分類技能検定さまさまですね。
なかなか出かけられない中でも、試験勉強を通して生き物に親しむことができました。



2級は植物、動物、水圏生物と分野に分かれており、そのうちのどれも詳しくない私にはハードルが高いですね…。
でもきっと、チャレンジしたくなる時が来るような気がします。